「安心して」「おいしく」食べられていますか ? ^^
以上10回に渡って
たねのおやつの
ごはんやおやつの説明や
その背後にあることなどについて
書いて来ました。
「重ね煮」
「米粉のベジおやつ」
「毎日食べても罪悪感を感じないチョコ」
今はこの3本柱でしていますが
ここに来るまでは
本当にいろいろ試して来ました。
のところで書きたかったものの
長くなりすぎて書けなかったことがあります。
それはわたし
前の夫と
自然食が原因で離婚する
という体験までしているんですね !
(今ではすっかりネタになっていますが☆)
どういうことかと言いますと
職場結婚で結婚後も仕事を続けていたので
繁忙期が同じ。
そして
自然食が進むにつれ
わたしは繁忙期には
自然食以外のものは
食べられなくなってしまったのです !
そんな時って
早出、残業は当たり前。
だから
普通なら外食したり
何かを買って来たり
ということもしながら
うまくやって行きますよね。
それができなかった。
もっとも
自然食仲間からは
「そんな時に自然食しか食べられないって
ある意味真っ当だよ」
と言われたりもしましたが。
それはともかく
夫は睡眠時間を削ってでも
ごはんやお弁当を作っているわたしを
見ていられなかったみたいです。
そして夫も
自分の選んだものを
いっしょに「おいしいね」って
食べたい人だったので
結果的にお別れすることになりました。
その後ベジタリアン生活も3年半ほど体験したり
他にも様々な食事法もやってみたりした結果
自分にしっくり来る食生活ができています。
このように
いろいろ経て来たわたしが言うのもなんですが
いや、いろいろ試行錯誤したわたしだから
「楽しく、おいしく食べようよ」
とお伝えしたいんですね。
そして
できれば大切な人たちと「おいしいね」
って食べられたらもっとうれしくないですか ? ^^
今、いろんな「食に関する情報」かあります。
時には真反対のことを言っていたりで
<一体何がいいの ? >
って思ったりはしませんか ?
わたしは
人それぞれ体も環境も生活習慣も違うので
万人に合うものはないのではないか ?
と思っています。
同じ人でも
季節や環境などが変わったら
変化するものですし。
そんなわけで
もし今
安心して、楽しく、おいしく食べられていないのなら
わたしの今までの経験を活かして
その方にしっくり来る食を
いっしょに考えることができるのではないか ?
と思っています。
それを
ゼロから作り出すのは難しいですが
1つの形があると
それを基準にして
どんなことが自分にしっくり来るかが
わかると思います。
そんな意味でも
重ね煮や米粉のベジおやつなどを
いっしょに作って食べたりしながら
見つけて行く、というのはいいかな ? と。
もちろん
重ね煮や米粉のベジおやつは
こういうものを求めてらっしゃる方には
いろいろお助けになると思うので
単純に
いっしょに作るのも
楽しいと思います。
そんなわけで
わたしの想いや
それぞれの説明をさせていただきました。
次からは
実際に作ったもののご紹介や
お味見会のご案内などをして行きますね。
どうぞよろしくお願いします (^-^)
「健康のため」だけではない「自然食」
たねのおやつで使う材料は
基本的に「農薬不使用で低肥料(もしくは無施肥)」のものです。
そういったものを食べている
＝「自然食」をしている、と言うと
いろんな反応が返って来ます (^^)
一番多いのが
「健康のため ? 」
もちろん
それはゼロではないですが
それだけではないんです。
わたしに取っては
「生き方」「考え方」に関わるもの。
って大きく出ちゃいましたね (^^:;)
だけどわたしには
それだけ大きなもの、大事なものなので
ちょっと語らせてください (!)
以下
ご興味のある方だけ
お読みくださいね (^^)
なぜ
わたしの自然食に関する想いは
並々ならないものがあるのか ?
それを一言で言うと
「はまってしまったから (!)」
いろいろ書くと
もう本当に長くなるので
一番重要な部分だけ書きますと
結婚後入った生協に
知り合いの人がいました。
誘われて広報委員になって
いろんな生産者さんのところを
訪ねて記事にして行くうちに
みなさまの想いに魅入られて
やめられなくなったのですね。
一般的には
農薬を使って「害虫」を殺したり
病気を防いだり
化学肥料を使って栄養をたっぷり与えるのに
あえてそれをしない。
その理由は
農家さんそれぞれではありますが
みなさん一様に
強い信念を持ってらっしゃいました。
そのうち
「自然農」や「自然栽培」と言われる
農家さんたちと出逢うようになりました。
その方たちは
もう本当に植物(種)の力を信じてらして
種に全てがあって
自分で成長する力があるから
「人が育てる」のではなく
「植物が自分で育つ」お手伝いをするだけ
という意識で接していて
だから
虫にやられないようにと
薬で予防することもしなくて
土作りはするけれど
その土から植物たちが
自分で必要な栄養を吸い取れる
ということもわかっているから
外からの肥料も入れなくて。
(一部その土地に生えている草や
前作の蔓や葉などを入れる人もいるようです)
最初に聞いた時は
<それでほんまに育つん ?! >
って思ったのですが
立派に育つんです !
だけど
これってしんどいと思います。
先回りして
農薬や肥料を使う方が楽でしょう。
そして
このやり方と
子育てがダブったりして
いろいろ考えてしまいました。
と
いろいろ書いていましたが
一番大切なことを
忘れていました。
何より
そうやって育てられたお野菜たちはね
おいしいんです。
だから食べたくなる。
というのが
本当のところかもしれません☆
あ。もちろん
農薬などを使う人たちにも
素敵な方がいらっしゃるし
愛情を持って育ててらっしゃる
というのもわかっています。
ここ
とてもデリケートで大切な部分なので
どう書けばいいのか
ちょっと迷いつつなのですが……。
ただ
なんだろう。
慣行栽培では
例えば虫を敵としている部分があるじゃないですか ?
作物を食べる(荒らす)にくいやつ、みたいな。
だけど
「自然農」や「自然栽培」の人たちって
虫も自然界の一部で
彼らがいることで
調和が取れているから
敵とはみなしていなくて。
そんなわけで
わたしとしては
「どちらが好きか ? 」
って言われると
もう
信じて見守って
必要に応じて手助けする
という方が好きだし
そういう育てられ方をしたものを食べたい。
と思うわけです。
だから
農薬とか添加物が体に悪い(らしい)から
それを避けたい
というのもありますが
何よりも
そういった世界観を共有したいから
そういう育てられ方をしたものを食べたい
というのも大きいのです。
だから
生き方、考え方に関わるもの
と書きました。
人それぞれ
いろんな想いから
様々な選択をしていて
それぞれでいいのですが
わたしは
こんな理由から
「自然食」を実践しています (^-^)
チョコレートを「罪悪感」なしに食べるために !
チョコレート。
お好きですか ?
苦手な方もいらっしゃいますが
好きな人が多いと思います。
わたしも大好きです (^-^)
ただ
わたしが気になっているのが
チョコレートを口にすることに
「罪悪感」を感じる人が
少なからずいらっしゃること。
と言うのも
以前わたしの作ったチョコのおやつを
食べてくださった方に言われたのが
「たねさんのおやつって
罪悪感なしで食べられるのよね～」
というお言葉だったんです !
確かに
お砂糖や油脂がいっぱいで
体への影響はどうなんだろう ?
って考えてしまいますよね (^^:;)
でも
なかなかやめらない…… (>_<)
そうなると
わたしは燃えちゃうんです。
だったら
毎日食べても安心な
チョコのおやつを目指そう ! って (^^:;)
そんなわけで
いろいろ試行錯誤して
出来上がったのが
「チョコ好きさんのデイリーショコラ」
という名前で打ち出している
チョコ系おやつ ☆
「毎日食べられるチョコ」
ということを念頭に置いて
作っています。
オーガニックの原料を使い
無添加で作ったチョコ系おやつたちは
カカオパウダー
液体甘味料だけで作った
いわゆるボンボンチョコという
チョコレート専門店で販売されているような
一口サイズのチョコから
ただ混ぜて行くだけの
冷蔵庫に入れるまで
10分以内で作れちゃう
なんちゃってチョコや
ケーキやクッキーに
チョコレートやココアが入ったもの
ムースやアイスなどのデザートと
いろんな分野に渡ります。
もちろん これらはみんな
今までお伝えして来たように
植物仕立ての米粉のチョコおやつ。
卵・乳製品・小麦粉は使わずに
それでいて
ホッとできるおいしさを目指しています。
このチョコのおやつたちも
甘いものは好きだけれど
市販のものは甘過ぎて苦手なわたしが
自分が納得が行くものを食べたくて
作り出しているものたち。
チョコの原料のカカオは
実は「発酵食品」なんですね。
それ自体は別に悪いものでもなく
食べ方と量を工夫して
楽しいおやつtimeを過ごせたらー。
そんな風に思っています。
米粉にも欠点があるんです。そして、それを回避する方法もありました (^-^)
「たねのおやつ」のおやつは
こちら★で書いたように
魅力いっぱいの米粉を使っています。
一般的なお菓子のように
卵や乳製品を使うのでしたら
米粉でもほぼ問題ないです。
お手持ちのレシピなどの
小麦粉を米粉に置き換えるだけで
粉を振るわなくても
混ぜすぎても
問題なく作れて
もちっとしたケーキや
サクッとしたクッキーが食べられます (^-^)
ところが
卵や乳製品を使わない、となると
不思議なことに
ケーキがふくらまなかったり
クッキーもお煎餅のように硬くなったり
してしまうのです (>_<)
だけど
卵や乳製品は使いたくない……。
そこで
卵や乳製品を使わなくてもいいように
いろいろ試行錯誤をくり返したところ
あるものを使えば
ほぼ問題ないことがわかりました !
その後は
それを使って
米粉のベジおやつを
楽しんでいます (^-^)
こちらは
米粉のザクザククッキー。
チョコチップがアクセントになっています ^^
この「何を使うのか」
ということは
米粉のベジおやつを作る人は
みなさまそれぞれ工夫されているようで
いろいろ個性が出ていて
興味深いです。
たねのおやつでは
何をどのようにして使っているのか ? は
講座に出てくださった方に
お伝えしています。
レシピなども
公開してもいいのですが
ただノウハウをお伝えするだけでなく
これらのレシピを作り上げた
時間やその背景にある想いなども共有したいので
あえてこの形を取らせていただいています。
ご了承くださいね。
そんなわけで
米粉仕立てのたねのおやつが
必要としてる人に届いたらいいな
と思っています (^-^)
「お野菜セット」と「重ね煮」は素敵な組み合わせ ♪
「今日のメニュー、何にしよう ? 」
このことで頭を抱えるって
ごはん作り担当の人には
少なからずあることではないですか ? ^^
また、「栄養」や「バランス」などを思うと
「何を食べたらいいんだろう…… 」って
考え込んでしまうことはありませんか ?
重ね煮の考え方の1つに
「旬のもの」を食べよう
というのがあります。
旬のものは
季節を感じられて
おいしくいただけ栄養価が高いですし
たくさん採れるので
お手頃価格なのもうれしいですね。
ただ
今はスーパーなどに行けば
年間を通していろんなお野菜があって
旬がわからなくなっています。
その中での見分け方としては
「たくさん並んでいて価格の安い物」を
目安にしてみてください (^-^)
わたしは
自然食の宅配に慣れてからは
ずっとお野菜セットを取っています。
自然食でお野菜を買う時
どうしても単品野菜では
成長が追いつかなかったり
昨今は台風の影響を受けたりなどで
欠品になることがあったりするのですが
お野菜セットは
その時畑にあるものが届きます。
お野菜の種類は選べませんが
何かしらのお野菜は届きます。
生産者さんにしても
欠品などを気にすることなく
その時あるものを送れます。
なので
◯◯を作りたいけれど
◯◯が入っていない
ということもあります。
こちらはある日届いたセットです ^^
↓↓↓
でも
お野菜セットって
とても重ね煮向きだと思うのです。
その時あるお野菜を使うだけ。
そして
それを好きにアレンジできる。
だから
お野菜セットを取っている人こそ
重ね煮をマスターしたら
とっても便利だと思います。
まずは米粉の魅力をお伝えします
たねのおやつのおやつは
こちら★で書いたように
「ベジおやつ」ということの他に
小麦粉ではなく
米粉を使っています。
それはなぜか ?
と言いますと大きく2つの理由があって
まず1つ目は
やっぱり
「簡単だから」なんですね (^^:;)
そして
「食感が好き」というのもあります。
以下で詳しくご説明しますね。
まず
「どう簡単か」というと
いくら混ぜてもいいし
どう混ぜてもいいんです。
お菓子作りをされたことがある方は
小麦粉の扱いが難しい
と思われたことはありませんか ?
必ずと言っていいほどふるって
そして「さっくり」「切るように」混ぜる。
あとクッキーなどの時は生地を寝かせる。
それらの工程が
一手間と感じたり
難しく感じたり
うまくできないと
失敗することがあるので
手作りおやつの
ハードルが高くなっているのでは ?
とわたしは思っています。
ご存知かもしれませんが
小麦粉でそういった作り方をする理由は
小麦粉には
グルテンという成分が含まれているため
粘りを出さないように軽やかに
なおかつ手早く混ぜないと
ふくらまなかったりと
失敗してしまうことがあるから、なんですね。
それが
ダマになりにくいので
振るわなくてもいいですし
もしダマになったとしても
ぐるぐる存分に混ぜて
ダマをなくすこともできます !
つまり
米粉では
混ぜ方を気にしなくてもいいのです。
例えば、子どもといっしょに
のんびり楽しくおやつを作ったり
ということもできるのです。
子どもといっしょに作った時の生地。
子どもは混ぜるのがすきなので
この時もぐるぐる混ぜていましたが
小麦粉の時のように
神経質にならずに楽しめました ^^
それから
お菓子作りではないですが
ホワイトソースや
カレールーなどを
1から手作りされたことのある方。
小麦粉では
大変だったと思いますが
米粉だと混ぜれはいいだけなので
気軽にできます (^-^)
その他にも
天ぷらの衣に使えば
油を吸いにくいので
油の摂取量が抑えられ
カラっと揚がります。
もう1つの方の「食感」ですが
米粉で作ったものは
しっとり、もっちりしておいしいです。
これは個人的な好みではあるのですが
今まで試食していただいた方にも
この米粉の食感はけっこう好評でした !
小麦粉のように
ふわっと大きく膨らんだ生地
なかなか難しいですが
パンやケーキはしっとりしたりもちっとしたり
クッキーはサクサクになります。
このようにわたしは
1.「調理がしやすいから」
2.「食感が好き」
といった理由で米粉を使っていますが
米粉の魅力は他にもあります。
例えば
米粉は小麦粉と比べて
「アミノ酸スコア」が高い。
簡単に言うと
栄養価が高い。
あとは
お米の消費拡大につながるので
そういった点から
米粉を使うことを選ぶ人もいらっしゃいます。
そして
先ほど出て来た「(小麦)グルテン」ですが
最近摂りすぎない方がいい
と言われているので
控えている方も
いらっしゃるかもしれませんね。
簡単にまとめると
小麦粉になどに含まれている
「グルテン」の成分が
・アレルギー症状の原因になったり
・血糖値を急激に上げてしまったり
・中毒性があったり(もっと食べたくなる)
とされています。
これは
個人差があると思うので
一概には言えないのですが
気になっていて
グルテン摂取を控えたい方には
グルテンが含まれていない
米粉のパンやおやつは有効だと思います。
ただ……。
このように、魅力たっぷりの米粉ですが
卵・乳製品といっしょに使う時には
ほぼ問題ないのですが
卵・乳製品を使わない
「ベジおやつを米粉で」となると
ちょっと工夫が必要なんですね !
どうなるのか。
どうしたらいいのか ?
そのことについては
また改めて
お伝えします。
「ベジおやつ」という選択
今のわたしが作って食べているおやつは
基本的に
卵や乳製品を使わないものです。
(「ベジおやつ」と言います)
それはなぜかと言うと
★「食べてもしんどくならない」
★「作るのが簡単で失敗しにくい」
という2つの理由からです。
まず
「食べてもしんどくならない」と言うのは
昔は意識しておらず
ベジタリアン生活を約3年半ほどして
乳製品を絶った後に気付いたのですが
それ以降は
バターや生クリーム、チーズなどを
使ったものを食べた後に
気持ちが悪くなるようになりました。
なので
自然とそういったものを
使っていないものを探すようになり
でも
その頃はまだまだなかったので
卵や乳製品を使わないで
自分で作るようになりました。
そうして
実際やってみると
不思議なことに
おやつ作りがぐんと簡単になりました。
卵の泡立て
乳製品の扱い
グルテンの扱いなどは
なかなか難しいところがあるのですが
それらを使わないので
ほぼ混ぜて行くだけでできるのですね。
これはうれしい発見でした。
おやつは「嗜好品」ですが
おやつによって得られるものは様々あります。
わたしの大好きなお菓子屋さんが
「ごはんは体の栄養
おやつは心の栄養」
って言ってらしたんですが
まさに ! と思っています (^-^)
そして今は
アレルギーや健康上の理由などから
卵・乳製品・小麦粉を避ける人が増えています。
いっしょにおやつの時間を楽しみたいけれど
なかなかそうも行かない……。
それらを使っていないものも
段々販売されるようになって来ましたが
まだまだ数が少なかったり
価格が張ったりします。
そんな意味からも
簡単に作れるベジおやつを作って持って行ったりすると
よろこんでいただけたりするので
そういう選択肢もあっていいのでは
と思っています (^-^)
＊これらは「普段のおやつ」のお話で
特別な日には
卵を使ったおやつを
作っていただくこともありますっ☆
また
「ごちそうと普段のごはん」が違うように
おやつも
特別な時はプロの作る
見た目も豪華な「スイーツ」をいただいて
日々のおやつは
自分たちで無理なく作れるものを
という使い分けなんていかがですか ? ^^
